脊柱管狭窄症と似ている症状の病気があります。下肢の末梢動脈閉塞症がその一つです。特に足の動脈が狭くなったり、ふさがったりすることで、足に血液が十分行き届かなくなるので、いつも冷たかったり、しびれたり、歩いていると痛みやしびれで歩けなくなり、しばらく休むとまた歩けるようになる間歇跛行(かんけつはこう)という症状がでてきます。
ここまででは、広範脊柱管狭窄症と同じような症状です。違いは、脊柱管狭窄症は、前かがみになると痛みなどが、やわらぐのに対して、末梢動脈閉塞症はやわらぎません。また、脊柱管狭窄症では動脈の血液の流れは悪くなりません。末梢動脈閉塞症は、更に症状が進行すると安静時にも痛みが出るようになり、もっと進行すると皮膚の壊死が始まり、最悪は足の切断に至ります。症状以外で、似ている点は、共にこの病気は高齢者に発症しやすいということです。どちらも、放置しておくと、重篤な症状になるので、適切な治療が必要です。